MASANOBU SATO
OoooO Editor
佐藤 匡将(さとう まさのぶ) 1987/08/17 Type O
参加型フリーマガジン[OoooO] 編集・発行人。

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TITLE  映画『ツィゴイネルワイゼン』(名古屋シネマテーク)で見つけた自分を肯定する台詞。

お盆休みが終わり、みんな日常の生活に戻られたようで。ご先祖様も日常生活へ戻られたのだろうか。そもそも、あの世が存在するのかどうかなんてことは、永遠の謎である。ただ、鈴木清順監督作品「ツィゴイネルワイゼン」を観れば、あの世とこの世を行きしている気分を味わえる。誰が死んでいて、誰が生きているのか。映画に登場する青地は困惑する。当然、観ている私も困惑する。

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名古屋シネマテークで「鈴木清順 浪漫三部作」を上映していた際に、支配人がなんとも信じ難いことを教えてくれた。「後半、あるシーンから映画の終わりまで小稲さんの足下が一切画面に映らない。天井を映すくらいの強引なカメラワークで不自然だが、足下を絶対に映していない」。信じられなかった私は、上映期間内に再度鑑賞しに行った。真偽のほどは、実際にその目でご確認あれ。

最後に私の心に残った台詞を紹介したい。中砂が妻を取り替えっこしようか?と、おどけた様子で親友である青地に提案する。青地は当然のごとく「気は確かか?」と問う。中砂は凄んで答える。

「狂ってるよ」

そして、こう続ける。

「今更それはないだろ。僕は生まれてからいっぺんだってまともだったことはありませんよ。君はそれを承知で付き合ってきたんだろうが!」

私はこの台詞が大好きだ。中砂という人物がまるっと入っているし、誰もがこの言葉を言ってしまいたくなるような場面に出くわした経験があるだろうと思うからだ。
















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