YOSHITAKA KURODA
shopkeeper / publisher
黒田 義隆(くろだ よしたか) 1982/01/14 Type A
東山公園の本屋『ON READING』の店主。
出版レーベル『ELVIS PRESS』代表。

www.onreading.jp

TITLE  「人生はビギナーズ」

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マイク・ミルズ監督の映画『人生はビギナーズ』の試写会に行ってきました。

マイク・ミルズといえば、X-girlやSupreme、Marc Jacobsへのグラフィック提供やGAPやNIKEのCM、ソニック・ユース、チボ・マット、ビースティ・ボーイズ、エールらとのコラボレーションでも知られるデザイナーであり、ミュージシャン、監督、脚本家、プロデューサーとマルチに活躍するアーティスト。

今回の映画は、母親が亡くなった後、ゲイであるとカミングアウトした父親と自分との関わり合いを描いた彼自身のプライベートストーリー。

映画に限らず彼の作品に、一貫して流れている『悲しみ』への想い。
ドキュメンタリー映画『BEAUTIFUL LOSERS』のインタビューの中で印象的だったのは、マイクは、幼いころ、両親から『悲しみ』は表現してはいけないと言われていたそう。その反動もあってか、深く考察された様々な『悲しみ』が作品の中に哲学のように横たわっているのが感じられます。

悲しみと立ち向かうのではなくて、向き合い、受け入れる。
ときに悲しみは滑稽にもみてとれる。喜劇と悲劇は実は表裏一体なのかもしれません。

そんなふうに思えたとき、悲しみは魔法となって、私たちを優しく包んでくれるのかもしれない。

重いテーマを扱いながらも、ユーモアをちりばめ、全体的にカラっとした印象に仕上げているのも彼らしい。
こういうのを『センスの良い映画』というのだな~と思います。

おススメです。

名古屋では、2月中旬から伏見ミリオン座にて公開予定。
http://www.jinsei-beginners.com/

あ、そうそう、この映画のイメージドローイング集もおススメですよ。
DRAWINGS FROM THE FILM BIGINNERS BY MIKE MILLS
http://artlabo.ocnk.net/product/2887


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