
アメリカの名門写真集出版社Nazraeli Pressからリリースされた、鈴木理策の写真集があまりにも素晴らしかったのでご紹介します。
『Atelier of Cézanne / 鈴木理策』
http://artlabo.ocnk.net/product/3977
「近代画家の父」ポール・セザンヌは、晩年に故郷エクサン・プロヴァンスにアトリエを構えた。1906年の画家の死後、アトリエとともにイーゼルや絵具、代表作である静物画の題材となった食器、瓶、骸骨などは当時のまま保存されている。
本書は、セザンヌ作品へのオマージュとして、晩年のモチーフの一つとなった「サン・ヴィクトワール山」を2004年に出版した写真家・鈴木理策が、 2008年に再び渡仏し、8×10カメラを用い、「セザンヌの視線の動きをなぞるようにシャッターを切り、室内の細部に残る記憶をひとつずつ視覚化」しよ うと、そのアトリエを撮影した待望の写真集。
500部限定なので数年後にはプレミア化して価格が高騰すること間違いなしですので、今のうちに購入しておくことをおススメします。

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