YOSHITAKA KURODA
shopkeeper / publisher
黒田 義隆(くろだ よしたか) 1982/01/14 Type A
東山公園の本屋『ON READING』の店主。
出版レーベル『ELVIS PRESS』代表。

www.onreading.jp

bookの最近のブログ記事

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もはや

できあいの思想には倚りかかりたくない 

もはや

できあいの宗教には倚りかかりたくない

もはや

できあいの学問には倚りかかりたくない

もはや

いかなる権威にも倚りかかりたくない

ながく生きて

心底学んだのはそれぐらい

じぶんの耳目

じぶんの二本足のみで立っていて

なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば

それは

椅子の背もたれだけ


(『倚りかからず』 茨木のり子)

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2012/01/05 thu- 01/22 sun
"ACCESSOIRES"  PHILIPPE WEISBECKER EXHIBITION
フィリップ・ワイズベッカー展
http://www.onreading.jp/exhibition.htm

好評開催中のフィリップ・ワイズベッカー展も1/22まで!

フィリップ・ワイズベッカーは、日常生活の中にある家具などの簡素な美しさに注目し、鉛筆や定規を用いてシンプルかつ独特なタッチで描き出す作家。 主にニューヨーク、パリ、バルセロナなどで個展を開催しているほか、2008年には三越の企業広告で『読売広告大賞』を受賞するなど、日本でも高い評価を 集めています。

同展では、そんな彼のシンプルな作風を極限まで追求した作品をはじめ、ライフワークとして制作している『Dessin』シリーズから"ACCESSOIRES" を中心に展示しています。

名古屋ではもちろん、初めての展示。作品に加えて、デッドストックのノートに1冊1テーマで描いている「Dessin」シリーズ完全再現した作品集も販売しています。

是非お見逃しなく~~!!

≪フィリップ・ワイズベッカー≫
1942 年生まれ。1966 年国立装飾美術学校卒業。1968 年にニューヨークに移り、アーティスト、イラストレーターとして活動を始める。現在はパリ、ニューヨーク、バルセロナを拠点に活動。作品は「ザ・ニュー ヨーク・タイムズ」、「タイム」、「ニューズウィーク」、「カーサブルータス」、「ル・モンド」など、世界の主要な雑誌に紹介された。主なクライアント に、ハーマンミラー、コカ・コーラ、アップル、エルメスなど。主な受賞に、クリオ賞、ニューヨークADC 銀賞、2004 年度東京ADC 賞(サントリー)、2008 年度読売広告大賞および準朝日広告賞(三越)ほか。主にニューヨーク、パリ、バルセロナで40 回以上の個展、グループ展を開催。日本では、2000 年、2009 年にクリエイションギャラリーG8 で個展。デザイン、イラストレーションの業界関係者や専門誌を中心に高い評価を得る。2002 年フランス政府によるアーティスト・イン・レジデンス・プログラム「ヴィラ九条山」(京都)の招聘作家となり、4 ヶ月間制作滞在ののち、作品集『HANDTOOLS』を出版。

協力:貴田奈津子(Bureau Kida)、ハモニカブックス

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『MATCH and Company PHOTO BOOK FAIR
2011/11/23 wed - 12/05 mon
http://www.onreading.jp/exhibition.htm

只今、当店ではマッチアンドカンパニーの写真集フェアを開催しています。

MATCH and Company は、アートディレクター・町口覚が主宰するデザイン事務所であり、これまで日本の先進的な写真家たちの写真集を数多く手がけてきました。町口は、2005年に写真集レーベル「M」を立ち上げ、同世代の写真家たちの作品を中心に、これまでに19冊の写真集を刊行してきました。2009年には、町口の弟である町口景(ひかり)が、レーベル「M/Light」を始動させ、自らの父親世代の写真家に実際に会い、何度も対話を重ね、対峙することによって、未だ出版物になっていない名作に、まさに光を当てる気持で写真集を刊行しています。

デザイン事務所の枠を超えて、発行・発売元となり、常に表現者たちと徹底的に向き合い、独自の姿勢で写真集づくりに取り組んでいます。部数は限定700部。M Label No.11からはエディションナンバーも付けています。写真集を全世界へきっちりと所属させるため、写真集販売ウェブサイト「bookshop M」を運営しており、PARIS PHOTOを始めとする世界各国のアートフェアに、毎年出展しています。

今回のフェアでは、一般書店では手に取ることができない貴重な写真集がずらりと並んでいます。作り手たちのすさまじい熱量が感じられる"作品"としての写真集を是非ご堪能ください。

展示販売写真集:
佐内正史 / ホンマタカシ / 大森克己 / 今井智己 / 蜷川実花 / 田村彰英 / 三好耕三/ 森山大道 / 野村浩 / 髙橋恭司 など


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gaga.jpegLADY GAGA 写真集 / TERRY RICHARDSON 』
http://artlabo.ocnk.net/product/3223

圧倒的な存在感と他の追随を許さない独創性で、世界中で話題のレディー・ガガと、常に挑発的でアイロニカルなファッションフォトを撮り続け、世界中に熱狂的なファンを持つ写真家テリー・リチャードソンがコラボレートした写真集が世界同時発売となりました。当店にも入荷しております。

当店のお客さんたちだと、レディ・ガガよりもテリー・リチャードソンを追っかけている方が多いと思いますが、もちろんテリー・ファンにも十分満足していただける内容ですよ。たっぷり360Pにわたって、ガガの私生活に密着し、10万枚を超える写真の中から350〜500枚を厳選して1冊にまとめたという本作。テリーの相変わらずな茶目っ気たっぷりのシューティングが、レディ・ガガにとっても相当楽しかったようで、素晴らしい写真となっています。


まだ、テリー・リチャードソンのことを知らなかった人は、これをきっかけに是非彼にも注目してほしいです。
Purple FashionやSELF SERVICEなどなど数々のファッション誌での仕事や、Chloe、リーバイス、GUCCCI、ナイキ、A.P.C.、SUPREMEなどとのコラボレーション・ワークなど、目にしている機会も多いはず。

WEBSITEも是非チェックしてみてください。
www.terrysdiary.com/
www.gq.com/entertainment/celebrities/201010/terry-richardson-best-of-photos#slide=1


個人出版のリトルプレスとして驚異的な大ヒットとなった『カフェうらら』の著者、こんどうみきさんによる新しいリトルプレスが届きました。

『なごみなごや vol.1 愛すべき小さなお店 / こんどうみき』
http://artlabo.ocnk.net/product/3183

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創刊号のテーマは「愛すべき小さなお店」。


ジャンルは違えど"好き"と"喜ばせたい"の気持ちを胸に店主が手間ひまかけて丁寧につくりあげた、愛すべきお店たち。
そんな、ひっそりとつつましく営む小さなお店にこそ、その土地の日常や魅力を垣間見られる気がするのです。
(_こんどうみき)

とあるように、店主の拘りが伝わるような素敵なお店が紹介されています。

名古屋って本当に、良質な情報を提供するメディアが少なすぎると思うんです。
お金持ってるところの広告っぽい記事や情報ばかりで、カルチャーを育てようとする姿勢がほとんど感じられないんですよね~。
これでは、名古屋はいつまでたっても面白くなりません。
魅力的なお店や場所、イベントもたくさんあるはずなのに、なかなか情報が知りたい人まで届かないことが本当に多いですよね。

こんどうさんのように、どんどん情報発信する人が増えれば名古屋ももっともっと楽しくなるんじゃないかと思います。


僕たちも、ON READINGブックマークナゴヤを通して、少しでも名古屋の魅力をできるだけ多くの人に伝えられるよう精進していきますよ~。

なにはともあれ、『なごみなごや』、是非手に取っていただきたい1冊です。


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1942年生まれ、現在はニューヨーク、パリ、バルセロナを拠点に活動しているフランス人アーティスト、フィリップ・ワイズベッカー。
食器やカゴ、カメラ、家具、道具、建物、車・・・。それら無名の作品(日用品)の中から琴線に触れる美的感覚を見つけては、独特なシンプルなライン(線)で魅力的に描き出し、観る者の視点を少しずらしてくれます。
彼の作品は世界中にファンをつくり、 「ザ・ニューヨーク・タイムズ」、「タイム」、「ニューズウィーク」、「ザ・ニューヨーカー」、「ヴォーグ ニッポン」、「カーサ ブルータス」など、世界の主要な雑誌に紹介されたり、クライアントワークとしてハーマンミラー、コカ・コーラ、 アップル、エルメスなどをパートナーに、またクリオ賞、ニューヨークADC銀賞のほか、2004年度東京 ADC賞(サントリー)など数々の受賞歴も。

先日まで東京のCLASKA、gallery ART UNLIMITEDの2会場で開催された展覧会を機に、3冊の作品集がリリースされました。
今回の作品集は日々制作をしている デッドストックの古いノート1冊につき1テーマでドローイングを書き溜めた「Dessin」シリーズを再現したもので、葛西薫がアートディレクションを担当し、非常に完成度の高い作品集に仕上げられています。
是非チェックしてみてください。

philippe2.jpegACCESSOIRES / Philippe Weisbecker
http://artlabo.ocnk.net/product/3131

POBLE NOU / Philippe Weisbecker
http://artlabo.ocnk.net/product/3132

MARC'S CAMERAS / Philippe Weisbecker
http://artlabo.ocnk.net/product/3133


フィリップ・ワイズベッカーの展示を、当店でも開催できるよう動いております。
また詳細決まりましたら告知させていただきま~す。

Abstract Pictures / Wolfgang Tillmans
http://artlabo.ocnk.net/product/3098
tillmasn.jpg常に写真表現の可能性を追求し、新しい価値観を次々に生み出して、現代アートの中でも最重要視されているアーティスト、ウォルフガング・ティルマンス。本書は、最愛のパートナーであったJochen Kleinを亡くしたのをきっかけに人物を撮るのを止め、抽象表現に傾倒しだした頃から現在まで、およそ14年間に渡る作品をまとめた、表紙がクロス貼りの豪華な写真集。

ほとんどの作品が、カメラさえ使わず露光を使って映し出されたまったく新しい解釈の写真作品で、"写真"が"写真"として目の前に立ち上がる瞬間の美しさが圧倒的な表現力で作品化されています。

ティルマンスの写真を観ていると、写真の本質的な意義を、撮るもの(フォトグラファー)でもなく、撮られるもの(被写体)でもなく、"被写体と写真との間"に立ち上がるもうひとつのものに見出してることに気づかされます。それは、最近のアブストラクトな作品に限らず、『i-D』や『Purple』などで撮っていたころの写真をみても、様々なテイストの写真を組み合わせたインスタレーションも観ても感じることができます。

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TITLE  B-B-B-BOOKS

現在、ZINEをはじめとするインディペンデント・パブリッシングのムーブメントが世界中で起きていますが、ストックホルムから、またまた楽しみな出版レーベルが誕生しました。

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B-B-B-BOOKSは、フォトグラファー、Klara KällströmとTobias Faldtの二人を中心に結成され、今のところは自身たちの作品集4タイトルをリリース。彼女たちは、常に新進気鋭のクリエイターを起用し最先端のストリートカルチャープレゼンするマガジン『Vice』や『Motiv Magazine』をクライアントに持つ注目株の写真家なのですが、写真集のクオリティも目を見張るものがあります。B-B-B-BOOKSのデザインを手がけているのは、ベニスビエンナーレをはじめ数多の賞を受賞している同じくストックホルムのデザインカンパニー、『1:2:3』。

隅々までこだわって作られたまさに『作品』としての本作りに思わずため息が出てしまいます。

Wikiland_23.jpgWikiland_33.jpgGingerbreadmonument_0.jpgGingerbreadmonument_44.jpg

是非チェックしてみてください。
http://artlabo.ocnk.net/product-group/50


B-B-B-BOOKS
http://www.b-b-b-books.com/











TITLE  Corita Kent

ちょっと前の話になりますが、7月に東京の『kit gallery』、『Tas Yard』で開催されていた、『C is for Corita! シスター・コリータのセリグラフ展』に行ってきました。

sister6.jpgシスター・コリータこと、コリータ・ケント(Corita kent)は1918年生まれの修道女(シスター)でありアーティスト。
Los angelsで育ち、18歳の時にシスターに。1941年にImmaculate Heart Collegeというカトリック系の女子高を卒業、1951年に美術の教師としてImmaculate Heart Collegeに再び戻り、教鞭をとりながら並行して自らのセリグラフ作品を制作していました。

sister1.jpg教育方法もとてもユニークで、作家として自らに依頼が来た仕事を生徒たちと一緒に制作したりと、普通の学校では与えられない様々な課題を出していて、バックミンスター・フラーや、チャールズ・イームズ、ベン・シャーンなども授業への協力を惜しまなかったそうです。

sister5.jpg彼女の作品は、ポップソングの歌詞や広告のスローガンなど、誰もが目にしたことのあるようなメッセージを利用し、モダンでラディカルでパンク、かつポップなヴィジュアルに昇華させることで、言葉以上のインパクトを与えることに成功しています。
不安な社会情勢の中、その作品群は多くの人々から支持を得ることになりますが、ベトナム戦争の真っ只中、平和を訴える彼女の作品はいつも歓迎されるとは限らず、IBMのショールームで行った展示の際には余りにも反社会的すぎると修正を余儀なくされたそうです。
しかし、その後もメッセージ性の強い作品を作り続けることを彼女はやめませんでした。当時こんな言葉を残しています。

『税金を払わなかったり刑務所に行くリスクをとるような勇気はないけれど、アートで自分が言いたいことを自由に言うことくらいできるわ。』

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シスターとしての強い意志と、アーティストとしての強い創作意欲。
時を経た現在でも、作品を観ていると、強烈なメッセージやインパクトを与えてくれます。

そんな彼女の作品集が数点入荷しました。
(・・・この記事書いている最中に早速一冊売れましたが。)
60年代に発行されたヴィンテージ・ブックですので、気になる方はお早目に。
当店でも見つける度に何度か仕入れていますが、いつもすぐ売り切れてしまいます。

コリータ・ケント作品集はこちらから。

nawa1.jpg 今もっとも注目すべき現代美術作家のひとり、名和晃平の個展が東京都現代美術館で開催中です。 そして公式カタログとして、豪華な作品集がもうすぐリリースされます。 http://artlabo.ocnk.net/product/2910 (現在ご予約受付中。)

名和晃平は、これまでも多くの展覧会やSCAI THE BATHHOUSEでの展示、2010年 には、釡山ビエンナーレやバングラデシュ・ビエンナーレに日本代表作家として参加し、バングラデシュでは最優秀賞を受賞、またKDDIの携帯電話iidaのArt Editionsとして携帯のコンセプトモデルを発表したり、ゆずのミュージックビデオを手がけるなど、プロダクトデザインやファッション等など多方面で活躍中のアーティスト。

nawa2.jpgインターネットのオークションで集めた素材をガラスビーズで覆う『PixCell』シリーズ。

"対象となる物体の表面を透明のガラスビーズで被覆することで、物体そのものの存在を「光の殼」で置き換え、「映像の細胞」(PixCell)という新たな ビジョンを提示する。 動物の剥製はすべてインターネットで収集。オークションサイトを検索し、モニター上にPixelとなって登場するイメージのなかから選ぶ。しかし、購入し て実際に送られてきた本物の剥製は手触りや臭いが生々しく、イメージとのギャップがある。それらを今度はPixCellに置き換えていく。"

ヴァーチャルな世界(虚構)とリアルな世界(実像)との境界線が曖昧になっている現代の社会を映し出した作品。


nawa4.jpg『SCUM』シリーズ。
肥大化した情報の成れの果て、制御不能になった不気味な物体。
情報が大きくなればなるほど、このスカム(灰汁)も大きくなっていくというコンセプト。

大友克洋が『AKIRA』で見せた、鉄雄の最後を思い出しました。


情報化社会に横たわる"光"と"闇"を、深く考えさせられる体験となるでしょう。


名和晃平―シンセシス
東京都現代美術館
会期:2011年6月11日(土)~8月28日(日)
休館日:月曜日 (7月18日、8月15・22日は開館/7月19日は休館)
開館時間 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
*節電等の影響により、開館時間の変更や臨時休館の場合もありますので、予めホームページ等でご確認の上ご来館ください。
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/124/




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