橋本さとしさんがヴィンセントを演じる
観てまいりました!!!
なんでまたゴッホの舞台が増えたのかな?
生誕○年とか没後○年とかだっけ?
なんて疑問を持ちつつ、
ワタシのインスピレーションが 「とにかく観ろ」 というので、
即、さとしさんへ「チケットまだ予約可能ですか!?」と連絡してしまったワタクシめ。
「11日はいっぱいやけど、他はまだあるで~」とのことだったので、
ゆっくり観れそうな19日(祝)13:30~の回へ。
いやいやいや...
休憩ナシで2時間ちょい?ですかね??ぶっ通し。
苦しかった!!
重かった!!
観終わった後に、ようやく息ができるみたいな。
もちろんイイ意味で、ですよ。
ゴッホの生涯を軽くでも知っている人は分かると思いますが、
波乱万丈というか自由奔放というか...
彼の人生を描こうと思ったら休まることがないのですよ。笑
しかも、さとしさんが演じるヴィンセントが、
キラキラ輝いて眩しい反面、痛々しいまでに純粋で、
そこがかわいらしくて、愛しくて、抱きしめたくなるような。
翌日も翌々日も、しばらく胸を鷲づかみにされておりました。
んで、ブログ書いてる今も思いだして愛しさMAXです。笑
いわゆる画家のゴッホは、
美術商であった弟のテオとの手紙が残っていたことから、
割と人物像がリアルに浮き彫りになっているので、
英雄や天才かのようにドラマティックに脚色されていたり、美談になってることも多いんですが、今回のミュージカル「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」はそこのところのバランスがすごく良いと思いました。
ラストは美談みたいになっちゃうんですけど、
それは、なんていうか...
エンタメとして創られたものなので仕方ないというか。苦笑
ヴィンセントは37歳で生涯を終えるのですが、
初めて恋をしたであろう25歳から、
約10年間の間でかなりの女性と関係にありますからね。笑
しかも見境なくすぐ恋に落ちる上、
現代だったらストーカーとかで捕まるくらいぞっこんになってしまうという重症ぶりです。
そこのところはミュージカルでは描かれていませんが、
ひとつのことにとことん執着しちゃう性格なんでしょうね。
純粋っちゃ純粋。
だからこそ、お金は自分の食事よりも絵画に注いだし、>お金の支援はすべてテオ
その執着ぶりが、身内とも、他の作家とも距離ができた原因というか。
そんな情熱と執着の塊みたいなヴィンセントに
近づこう、近づこうと努力したら病みそうなもんですが、笑
病むどころか、あんなに純粋に、無邪気に、かわいらしく
しかも観た人が愛おしく感じるほどのヴィンセントの生涯を演じられたさとしさんに脱帽です。
本当に素敵でした。
あと、
さとしさんと岸さんの演技もさることながら...なのですが、
とにかくプロジェクションマッピングが凄い!!!!!!!!!
息をのみました。
背景のほとんどがゴッホの絵。
それを上手につなぎ合わせ、立体化させ、さながら美術館にいるようでした。
これは「観るべき」と反応しますわ。
いや~...
さとしさんの舞台の中ではチケット安い方ですが、
いつもの金額払ってもいいくらいだもの。
ため息出ちゃう。
ええもん観ました。

...っていうか、さとしさん、公式ホームページができとる!!
ファンクラブができとる!!
うおお。いつの間に!!
ってか、今頃なん!??笑
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